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●WebPlan News

2008年1月号

  
東京の小泉八雲
明治29年小泉八雲は東京帝国大学や早稲田大学で教鞭をとるため東京に移転しています。当所は自然に恵まれた富久町に住んでいましたが、近くで開発が進んだため閑静な西大久保に転居し、旧板倉子爵邸(現在の大久保小学校あたり)に住んでいたそうです。
 大久保小学校には、「小泉八雲終焉の地」として新宿区が石碑をつくっています。「小泉八雲住居跡 明治35年3月ヨリ37年9月マデ」と記銘があり、八雲が住んだ草木の茂る庭がある平屋の住居写真も石碑に刻んであります。この碑の後に桜の古木があるのですが、もしかすると八雲の住んだ庭で花を咲かせた桜なんでしょうか。
 この向いには新宿区が管理する小泉八雲記念公園があります。公園は朝に開錠され夜中は中に入れないそうです。張り紙からすると野宿や焚き火、痴漢等の保安・防災上から規制されているようで、「松江とちがうなあ」と思ってしまいました。
 何でも八雲生誕の地、ギリシャのレフカダの町並みを再現した公園ということで、レンガが敷き詰められ西洋庭園の花壇には四季の花が絶えることが無く、1月でも青や黄の花が咲いていました。噴水の奥には八雲生誕の町から贈られたという八雲のブロンズ胸像があります。松江の塩見畷に建つ八雲の銅像と形と顔の表情や髪型がよく似ていると思い、後で調べてみると松江の銅像をレプリカにしてつくったということです。笑った八雲も見たいと思っていた私は少し残念ですが、元が松江にある八雲像ということで少々納得しました。
 八雲は新宿区からも認められ、行政がその功績をかたちにして残している点は松江と同じですが、松江にある小泉八雲記念館と新宿区の公園は趣がずいぶん違っています。
 もうひとつ松江に住む者として訪れみたいと思っていました八雲のお墓にも足を伸ばしました。池袋にある「雑司が谷墓地」ということで墓地の管理事務所を訪ねたところ、お参りされる方のために著名人のお墓の位置が記載されているチラシを渡されました。それによると夏目漱石、永井荷風、竹久夢二、ジョン万次郎等も「雑司が谷墓地」に眠っているとのことで驚きました。
 八雲のお墓は敷地の中央にあり、向かって左に妻セツのお墓、右は小泉家のお墓の三基並んでいます。明治に建立された和風のお墓で、この日も新しい花が生けられていました。
 サンシャイン60など高層ビル群が立ち並ぶ近くに残る八雲のお墓にお参りして、時間と地域を越えて八雲に会えたような気持ちになり、一層親近感を覚えました。(や)
▲隅田川ラインからリバータウンを望む
東京研修旅行
 今月6日〜8日スタッフ一同東京へ研修旅行に行ってきました。久しぶりに訪れる私は都会の雰囲気を楽しみにしながら、また研修に行くからには東京と鳥取の広告(情報発信)の違いを何か見つけようと思いながらの出発でした。
 移動手段は主に電車を使ったので、まず電車内の広告を観察してみる事に。そこで、違いを感じたことはというと・・・電車内の広告の数の違いと広告の表現の仕方です。広告の数は電車を利用する人が鳥取は圧倒的に少ないので差はあって当たり前なのでしょうが、広告表現の仕方が鳥取とは違いました。ストレートに会社名・商品・詳細・問い合わせ先などを記載し内容が分かり易い広告が鳥取なのに対し、何を宣伝しているか分からない広告。たとえば「わたし、髪の毛が緑で、働いた事がなくて・・・・・。」という小説の一部分を抜き取ったようなコピーだけが真っ白な紙に書いてあり、その後にネット検索ボックスが描かれている広告がありました。私は、そのコピーを読んで派遣会社の宣伝と感じたのですが、会社名も詳細も記載されていないこの広告が目新しく印象に残りました。
 詳細が記載されてないということは、この広告が気になった人はPCやモバイルで検索するので、この会社のHPのアクセスが増加することにこの広告の価値があるでしょう。ただPCでネットを使う人だけの広告だと思いました。ますますネット広告が普及してくる時代に、ネット広告への新しい誘導の手法だと感じました。(ふ)

ウェブプラン特製スポーツタオル



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