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●WebPlan News

2006年4月号

  

梨はどんな花を咲かせるのかご存知でしたか?可憐な白い花が桜に代わって咲いていました。(倉吉市関金町)

隣国からの迷惑な贈り物
 先日山陰地方を突然襲った黄砂は視界が数百メートルしか見通せないひどいものでした。この影響で、撮影する風景写真は青空が無いばかりか黄のフィルターがかかり使い物にはなりませんでした。
 海を越えてやってくる好まざる迷惑は他にもあります。日本海沿いに走る国道9号の伯耆路では、夕方から国内のラジオ放送はほとんど聞こえなくなり、異国語の放送ばかりがクリアに聞こえるので、言葉がわからない私はドライブ中、ラジオのチューニング合わせに度々苦労しています。
 考えてみると山陰地方の北のお隣さんは言葉も文化も違う国です。南の岡山や広島県からもし黄砂が飛んできたら直ぐに文句も言うし、黄砂の情報を遂次教えてもらうはずです。
 私達は海を隔てた隣国について知らなく、交流も少ないのではないでしょうか。
 国境を越えて来る情報も迷惑なものばかりでなく、山陰にも聴取者がいることを分かっていただき、電波を通して自国の生活や風俗、習慣を庶民の方々が日本語で放送していただければ親近感を覚えるでしょう。そして、大陸の黄砂の様子を教えていただいたり、山陰でも迷惑している人に詫びていただければ、もっと親近感が生まれるのではないかと、コミュニケーションを業とする私は思います。(や)

日本人の心
 先日、新聞で「戦後教育60年ぶりに教育基本法改正 与党の検討会」という記事が紹介されていました。その検討会では、「愛国心」の表現のしかたが焦点になっているそうです。「愛国心」というものを明文化するにあたって、「わが国と郷土を愛する態度・・・・」と書かれ、中でも「心」よりも「態度」とする事や、国を「愛する」心か、「大切にする」心かの表現で協議されているとのこと。価値観が多様化する現代社会において、「日本人の心」、「日本人の愛国心」というものを明文化する過程には、様々な考え方や表現の仕方が議論されることでしょう。
 「愛国心」というと大きな話のようですが、そもそも私たち日本人の心の出発点は、日々の生活における、親を大切にする、物を大切にする、郷土を愛するなどあたりまえのことで、すべては「思いやり」の心から始まっていのではないでしょうか。
 ニューヨークヤンキースの松井選手を育てた星陵高校の山下監督の言葉があります。「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」。松井選手は「心が変わり、運命が変わったんですよ」と、あるインタビューで語っていたそうです。
 まず、いちばん身近な家族を思いやり、大切にすることが日本人の心を考える上での基本なのではないでしょうか。最近の殺伐とした事件の報道も、一人一人が日常の「思いやり」の心を見つめ直し、変わっていくことでなくなっていくような気がします。(し)

久しぶりに行った県立美術館。
  先日久しぶりに県立美術館に行きました、岡本太郎展の最終日ということもあってか、夕方の時間帯にも関わらず、大勢の観覧者で賑わっていました。県立美術館は指定管理者制度導入にともない、民間企業が運営していることは周知の事ですが、今回私は以前と異なった行動をとってしまいました。それは、館内に賑わいもあったせいかもしれませんが、デパートにでも行ったような?リラックスムードで、案内の方に気軽に質問や感想を述べるなど、コミュニケーションをしていました。帰り道でそのことにふと気づき、官と民の空気の違いがあるのかなと考えていました。
 弊社が携わっている仕事の中に、行政機関の広報業務があるのですが、その目的のひとつは、広報を通じて地域とのコミュニケーションを行うことにあります。民間企業としての生業をどのように反映し、表現を行えば、その役割を果たせるのか、今一度振り返ってみたいなと思いました。要するに何を申し上げたいかと言いますと"楽しかったのでまた行きたいな"と思ったということです。(み)

 

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