新年を迎えて
新世紀に入り早や3年目かと、時の経つ早さに厭きれてしまいますのは私だけでしょうか。今年もよろしくお願いします。
今月15日に芥川賞の受賞者が発表されました。綿矢りささん(19歳)と金原ひとみさん(20歳)共に最年少記録を更新されたそうです。綿矢さんは1984年(昭和59年)生まれ、その年は「かい人21面相」と称した犯人がグリコの社長を拉致し身代金等を要求したグリコ森永事件がありました。またロサンゼルスオリンピックが開催され、短距離ではカール・ルイスが活躍した年です。ご同輩以上の方ならまだ記憶に残っているかと思います。
そんな年に生まれた女性二人の作品「蹴りたい背中」(綿矢)「蛇にピアス」(金原)という受賞作品名から現在的な印象を受け、早くも才能を発揮することにフレッシュさを感じ、新世紀の期待感が高まります。
100年前の1905年5月は世界最強といわれるバルチック艦隊を東郷平八郎率いる日本海軍が日本海開戦で破った年です。約400年かけてつくりあげたロシア帝国を相手に、維新約30余年で近代的技術や組織を早急につくりあげた日本が勝利しました。
歴史は繰り返すといいますが、日露戦争から約100年たった現在、新たな価値観が急速に育ってきている気がします。IT技術の発達は、新世紀の胸の高まりを予感します。急速に変わる時代だからこそ、我社はもう一度足元を見つめ固めてゆきたいと思う年の初めです。
札幌のあれこれ
先日研修にて訪れた札幌の街で見聞したものの中からいくつか紹介します。
<その1> 全館に様々なアート作品を展示しているJRタワー(地上160m)。 中でも印象に残ったのが建築家小林純子さんの設計によるいろいろなタイプのトイレでした。
写真は2F女子トイレの手洗い場(写真右)。 全体が白で赤の手洗いがポイントです。デザインが可愛いですね。
そして最上階の38Fに北東角にある男子トイレ、多目的トイレからも、札幌の街が一望できるようになっている(・・・そうです)。トイレから大パノラマ!遊び心も大切ですね。
<その2> 大丸百貨店の女子トイレには驚きました。 一歩入ると大きい鏡と椅子、ドレッサーが10セットはあるんです。二部屋の広い更衣室。トイレというより休憩室でした。北海道はトイレの作りまでおおきくなるのかしら?と思いました。
トイレのあとで恐縮ですが、最後にひとつ美味しいものを。
<その3> さっぽろ東急百貨店の地下で見つけたマザーリーフの「ミルフィーユ」。店内の工房で焼き上げたもので絶品美味しいです。新千歳空港にも支店があります。
(写真左)
ご紹介まで。(い)
赤ちゃんの気持ち知りたいですか?
犬の鳴き声を分析して人間の言葉に置き換える「バウリンガル」がブームになってからしばらく経ちますが、最近同じ種類の製品で、赤ちゃんの泣き声を分析する機械が発売されました。
スペインの育児用品会社が製造した「ホワイクライ(なぜ泣くの?)」という製品で、手のひらに収まる程度の大きさです。泣いている赤ちゃんの近くに置くと、泣き声の強弱や息継ぎの間隔などを約20秒間読み取って、パターンを分析し、分析した結果は、顔の表情を描いたイラストで現れて、「空腹」「退屈」「不快」「眠気」「ストレス」の5つの中から示されるそうです。
製造した会社によると、人種や性別、月齢などの異なる赤ちゃん100人の泣き声を研究して、言葉を話し始める前の赤ちゃんに特徴的な泣き声のパターンを見つけ製品化したそうです。
「どこの国の赤ちゃんでも使用できる」というキャッチコピーで、スペインをはじめ、フランス、アメリカ、韓国などで販売されており、これまで約10万台を販売した実績もあるそうです。日本では希望小売価格1万6800円(税込)で、輸入雑貨店などで販売されています。
この機械が育児不安の解消や、親子のよりよいコミュニケーションにつながるなどの良い効果につながるとの意見もありますが、ただのおもちゃに過ぎないのではという意見もあります。
皆さんこの機械どう思われますか。私は子供がいないのでよく分からないのですが、子供ができたら真剣にほしがってしまうかもしれません。(く)
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