特急やくも号と高速バス
青い目の若い女性と隣り合わせになりました。関西に出向いた帰りの特急やくも号のこと、コロナ禍ではソーシャルディスタンスに配慮して二人席をひとりに充てられていましたが、この便は珍しく満席状態でした。なんとか指定席を押さえた私は混雑をかきわけて自席番号を探しあてると、隣席には異国の女性が座っており私に笑顔で迎えてくれました。私の英語力は中学低学年レベル「英語はできません」とつたない英語で伝えると「ワタシ、ニホンゴ チョット ダイジョウブ」と返ってきました。片言のやりとりから女性は豪州出身で日本は3年滞在中、横浜で英語の先生をしていた、お城に興味があり松江城を見るためにはじめて松江行くことなどは分かりました。ところが「松江城の何に関心があるの?」には単語が適切でないか発音が悪いのか、私の質問に首をかしげるので、そうだ、ググって翻訳してみようとスマホを取出して入力(音声)すると、私のスマホを見るや大きく頷き、ペラペラと答えてくれますが、私には分からないので「英語→日本語」で入力してもらい翻訳を見て納得。こんなやりとりができるスマホに感謝でした。 この4月から山陰から京阪神方面への料金割引“トクトク切符”が消えました。替わりのサービスが誕生したけれど、ウェブ予約のみ、購入期間が早く、割引率も以前に比べて低いので、今月京阪神に行った際は片道6000円のバスを利用しました。高速バスは比較的新しい車両です。トイレ付、シートは一人掛けのみで横に三列、縦に10席のゆとりサイズ、以前に比べると足も伸ばせるし、USB充電もでき、窓側席には隣席と仕切るカーテン付なので個室気分が味わえる豪華な車両です。所要時間は大阪梅田迄約4時間半と掛かりましたがJRより片道約5000円安く、車中も予想以上に快適で喜びました。 特急やくも号は二人掛けのベンチ型シート、バスは独立席なのでその溝を超えて隣席とお話しすることは無く、やくも号で聞こえてくるお国言葉の出雲弁が郷愁を誘いましたが、バスは静かなエンジン音と空気清浄機の幾何学的な空間です。 コロナウイルスまん延から三年、今年のゴールデンウイークは昨年に比べて人の往来や観光客がほどほどに戻りましたが、インバウンドは殆どない中、JR西日本の昨年度決算は前年に比べ改善したことですが、まだ赤字決算だったようです。その解消策のために割安な料金が消え、改善のためのウェブ予約や実質的な値上げはJR利用者としては少々財布が痛い気がします。(や)
有名人の訃報
先週お笑いトリオダチョウ俱楽部の一人「上島竜兵」さんが亡くなりました。自殺でした。 ニュースで見たときは幼少の頃からテレビで見ていた方なので、驚きのあまり声が出てしまうほどでした。コロナ禍で「志村けん」さんが亡くなったときも驚きで、小学校の頃から「バカ殿」や「ドリフ大爆笑」の再放送やスペシャルを楽しみにしていました。志村さんは芸能界では超が付く大御所で、上島さんを可愛がっておられました。上島さんが亡くなったニュースを見たときに志村さんが亡くなったことが影響しているのかなと思うほどでした。 私が幼少の頃好きで見ていた芸人さんはもうかなりの高齢化をしており、スポーツ選手も見ていた時は年上の方々でしたが、今の現役選手はほとんどが年下になっていくと年齢を感じることが増えてきました。 私は物心がついてから身内や周りで人が亡くなることを経験しておらず、どのような精神状況になるのかが分かりません。年齢的に覚悟をする時もあれば、今回のような突然のこともあるかと思います。残された人は悲しみの中あらゆる手続きを行わなければいけません。死後も税金を払わなければいけないシステムですので、知らなかったでは済まされません。ある一定以上を資産に持つ場合は親族で話をし、生前贈与など認められる範囲で活用するなど、決めておかなければ後々の問題に発展しかねません。 死というのは忌避される事柄ですが、必ず訪れるもので、私も今後のことを考えなければいけないと改めて考えさせられました。(よ)
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