新型コロナウイルス
人類が滅亡するとしたら、隕石の衝突か新型の感染症ではないかと、ノストラダムスの大予言のブームの頃に読んだ記憶があります。今月関心を集めている新型コロナウイルスの影響を見ていると不安が広がり深刻な事態を想像してしまいます。
今まで経験したことのない新たな不遇の出来事に遭遇すると気が動転します。リーマンショックでは「ブラックスワン降臨」(ありえない事が起きる例え)
と囁かれ、また家族の不幸に遭遇した時には頭の中が真っ白になって、オロオロとしてしまいました。
中国で発生した新型コロナウイルスは急速に広がり、我が国も対岸の火事ではなくなり、火の粉が飛んできました。治療薬や特効薬が無く対処療法でしのぐしかない様子なので、その対応に関心を持ちました。
普段、高圧的な視線に不満を抱くことがある公務員ですが、この対応の難しさには同情します。多岐にわたる施策を立てて実施しなければならない優秀な公務員の皆さんや治療方法が無い中、身をもって患者に接する医療関係の方々には頭が下がります。黄熱病被害から救おうと研究をおこない、原因を発見するも自身も罹患して倒れた献身的な野口英雄のことが彼らの頭をよぎったと察します。
豪華客船ダイヤモンドプリンセス号では日々増える患者の対応は隔離か下船させるかなど重大な判断に迫られました。おそらく各方面の専門家や各国からの意見などが錯綜する中の対応に苦慮したと思われます。
テレビを見た限りでは、この報道は劇場型になったように思います、日々刻々と変わる人質の現場を追うかのような、まるでタイタニック号の悲劇を実況中継するかのように、視聴率を稼ぐための思惑が見えます。対応する公務員の声や現場で働く医療関係者、乗務員、さらに同船の運営者の声が聞けなかったのは残念です。
新型ウイルスの影響は山陰でも空の玄関米子~上海便は3月17日まで欠航となり、海の玄関境港に寄港するDBS クルーズフェリーは昨年11 月から2
月29 日まで休航になりました。運悪く中国の春節の時期に重なったことは好調だったインバウンドに水を差されたようです。
地元でも観光客の減少やイベントの縮小・中止などの影響が現れ、改めて今年の計画を立て直すことになるでしょう。( や)
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松江城の梅林(2016年3月 |
黒滝山から瀬戸内海を望む(2018年2月 |
「ビデオ会議
先日、ライブ活動のため益田市のグラントワへ行ってきました。小ホールでしたが、環境も良く、とても楽しく演奏することができました。
昨年10 月頃から出演者、スタッフで実行委員会を結成し、パンフレットの作成、協賛広告の募集、音響等準備などライブ当日まで様々な作業を行ってきました。
私は遠方ということで郵送やメールでの作業が多く、実際に益田市へ行っての作業はありませんでしたが、定期的な会議に出席しなければなりませんでした。当初は予定が合わず、不参加も多かったですが、終盤にはLINE
のビデオ通話で参加しておりました。以前よりビデオ会議というワード自体は知っていましたが、それを使って実際に会議に参加するのは初めてで、慣れないものの、とても便利なツールであると感じました。
インターネットが普及して、今では誰もがスマートフォンを持っている時代です。遠方の方とも話ができ、仕事も進みます。それでも実際に顔を合わせて、話をすることは忘れてはいけないことであると改めて感じました。(い)
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