外国人観光客
「よろしければ、当ホテルのレストランで酒を飲みながらの夕食はいかがですか」とフロントの方に誘われました。登山をするため、北海道倶知安町の小さな外資系ホテルにチェックインした時のことです。ニセコスキー場の麓に泊って、翌朝はニセコアイヌプリを目指ため当ホテルを予約しましたが、夕食は考えていませんでした。到着すると、「どこかの居酒屋で酒を交わして地元の料理に舌鼓を打ちたい」というわがままな欲求から、「どこか無いですか」と当方から訊ねようと思っていました。オフシーズンの上、元々歓楽街は無いし、ホテルやペンションのレストランも営業しているとは限らない様子で、フロントの方は私たちの姿を見て察知したようで(僅かな)宿泊客限定のサービスを誘ったそうです。飲食時にスタッフと歓談してみると「お店が少ない」、「タクシーが来ない」、「(代金が)高い」などこの辺りの様子が伺えました。温泉旅館のような手厚いサービスは期待していないので、このお誘いに感謝しました。
シーズン中は豪州からたくさんのスキーヤーが来るのでニセコの人気は近年V字回復し、新しいホテルやペンションが見られます。しかしシーズンオフはホテルの灯りの点く窓は僅かでした。
今回の登山の旅は雨天と低温のため急遽変更し、小樽や札幌市内観光に切り替えました。小樽の「運河」や「堺町通り」を歩く人は明らかに外国人が多く、土産店やレストランには中国語や英語が聞かれます。また観光コースに無い積丹岬にもレンタカーで来る外国人が多く訪Pれています。札幌市内のジンギスカン店やラーメン店にも外国人が居ており、普通の生活の中に外国人観光客がとけ込んでいる札幌に驚き、経済効果が気になりました。
一方、山陰の訪日外国人数は北海道とは対照的で寂しい限りでしたが、その増加率は上位を占めています。1位 島根県 +135.0%、2位 三重県 +132.6%、3位 鳥取県 +130.9%です。(2017年 訪日観光客人気上昇都道府県ランキング[※前年同期比伸び率順]楽天トラベル調べ)島根県は出雲大社や八重垣神社などの神々しさや足立美術館や由志園などの庭園がウケているという解説です。 深夜まで続く石見神楽、松江水灯篭、ゴーストツアー、星取県など夜のお楽しみ「ナイトタイムエコノミー」は都会だけではなく、材料は地元にもあり、生かせたらいいのになぁ~と思いました。(や)
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ニセコのホテル街(向かいは羊蹄山) |
外国人が多い札幌のジンギスカン店 |
観光客の少ない積丹岬 |
ぐるない松江
弊社が発行するグルメ情報紙「ぐるない松江」は26号目の発行を予定しています。私も約8年間松江版で飲食店さんなどに営業していますが、当時はこういった飲食店を紹介する紙媒体は沢山ありました。新聞などにも多く飲食店の情報が掲載されておりました。そして街を歩く人もまだ情報誌を片手に歩き回る人が多かったように思えます。今ではそれがスマートフォンに変わり、お店の予約もインターネットからの受付が多く、少し前は沢山見かけたグルメ情報誌は今ではあまり見かけることはなくなり、たまに見る情報誌も掲載されるお店も減ってきているように思います。
「ぐるない松江」はその逆に、掲載店数は過去無いほどの多さでスタッフは喜んでいます。紙媒体が敬遠される中、なぜ「ぐるない松江」がここまで続いているのでしょうか。それは過去何年もの実績とその中で考えた体裁、配布先の確保など毎号毎号いろいろ工夫を重ね、どうすればより手にとってもらえるのかを現場である掲載店様の声や配布先のホテルなど配布施設様から吸い上げ、組み込んでいるからではないかと思います。
「ぐるない」シリーズは、お客様に無料でお送りいたしますので、社内の親睦や接待など諸会でご利用していただきますようお願いします。(さ)
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ぐるない松江26号発行しました。 |
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