「恵方巻」「バレンタインデー」
豆まきと並んで「恵方巻」が節分の風物詩になってきました。コンビニが仕掛けたそうで、店舗に掲げられた横断幕を見るようになったのは10年も経っていません。何でも福が訪れる方角に向かって海苔巻きを定めてかぶりつく伝統でしょうが、「品が無い」「ムリクリな販促戦略」などと思い、購入したことはありません。節分は鰯をいただいて「鬼は外、福は内」と豆まきするだけで充分。しかし、経済効果は150~200億円といわれ、業界は大切なイベントです。
2月は今や国民的イベントであるバレンタインデーです。クリスマス、ハロウィンに続き第三位の人気を誇り、あるチョコレートメーカーはこの時期だけで年間売上の約3割を占めるそうです。こちらは経済効果が約1,000億円と言われ、春節にあたる2月、中国人観光客が日本に訪れ、温水トイレや炊飯器を買いあさった“爆買い”の経済効果(2015年2月18~24日、約1140億円・日経新聞)とほぼ同じだそうです。
「伝統が引継がれている」「パテントの縛りが無く誰でも便乗できる」が大きな市場となる記念日の条件といわれますが、バレンタインデーは加えて「女心を刺激する」仕掛けがあります。それは『年に一度、女性が男性に告白できる聖(特別)なる日』というキャッチコピーです。欧州ではじまった本来の記念日を、日本では菓子業界が仕掛けました。ハート型のチョコレートを販売したところ売上げはうなぎのぼり、各菓子メーカーはこれに便乗して広がったのは、このキャッチコピーが拍車をかけたそうです。当時は未だ男社会で、家制度が濃く残る昭和30~40年代。ウーマンリブ運動が産声を上げたといえ、多くは女性から愛の告白することは不謹慎と思われた時代です。告白することに抵抗を感じていた女性達の後押しをしたのがチョコレートとこのキャッチコピーでした。
さらにキャッチコピーの素晴らしさは「聖バレンタイン」の「聖」(セント)です。本来の日本語の持つ「清」「処女性」の意味と共に「純粋な想い」的な意味に解釈され、特別な人に贈る品として女性達の賛同を得たのは「聖」のチカラのようです。
当初の「本命チョコ」は後に「義理チョコ」と区別されることになり、近頃では自分に贈る「マイチョコ(自己チョコ)」、女性同士で贈る「百合チョコ」など、お客様の都合でその目的も多様化しています。
今年は「ありがとうチョコ」とひとつが私の成果でした。
『大ニュース 上野に香香 俺にチョコ』(バレンタイン川柳より)ほろ苦いけど、とても嬉しくいただき、感謝しました。(や)
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↑大山弥山山頂(2015.2月) |
↑埋もれた夏山小屋 |
迷惑メールに注意
プライベートでも、仕事でも頻繁にメールを使用します。
特にプライベートでは自分のアドレスを色々と使用しているので、そのせいか訳のわからないところからメールがきます。
このような迷惑メールといえば架空請求や、未に覚えのないメールが主だと思いますが、そういったメールは基本的に開かない、無視します。中には偶然を装った内容のものもありますが、身に覚えが無ければ開かないようにしましょう。ですが、先日仕事のメールで危うくクリックしてしまいそうになったので注意として紹介します。
それは知らないアドレスから「2月分発注書」という件名で、内容は「お世話になります。2月分の発注の件でご連絡いたします。よろしくお願いいたします」ということで添付としてエクセルで発注書がついていました。知らないアドレスでしたがこういったことは良くあります。アドレス自体も某有名キャリアでした。私も丁度、クライアント様から指示待ちの案件がありましたので、担当課の方から連絡がきたと思い、添付を開こうとしましたが、やはり怪しいと察して検索してみると、ウイルスを含んだメールである可能性が高いことがわかりました。セキュリティーソフトが危険と判断したメールは基本的に排除するようにしていますが、有名キャリアだったことでそのまま受信したようです。もし開いていたらと思うと、怖くなりました。自分の状況と迷惑メールの内容が重なった時に開いてしま可能性があるんだと思いました。
セキュリティのしっかりしていると思える大企業でも、過去に同じような手口で被害があったのでを覚えています。「開かない」「無視」が基本ですが、それでも怪しいメールが来たら調べてみましょう。
皆様もお気をつけください。(さ)
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