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2013年8月号

  

消費税価格表示はどうなる?

「汗は自分でかきましょう、手柄は人にあげましょう」の名言を残した島根が生んだ竹下登さんが首相の時に消費税導入が決まりました。当初の税額は3%、その後平成9年に5%に、そして平成26年4月には8%、その翌年10月には10%になると言われています。

導入当時は「本体価格」と別に「消費税額」が表記されていましたが、平成16年4月、お達しによって"消費税総額表示"が義務化されました。それまでは先進諸国に習った「本体価格」と「消費税額」の併記から総額表示となりました。理由のひとつに『買い物の度に税の負担額が伝わるのは適切でない』と言われていました。表現についても「消費税還元セール」表記ができたので「5%OFFセール」よりも販売効果が増加する経験を体験しました。

今回2段階の消費税アップが予定されている中、企業・小売店等からは「レジシステムが負担だ」「価格表を変える手間がいる」等の声を受けてか、「消費税転嫁対策特別措置法(略称)」が6月に交付されました。その中の「価格の表示に関する特別措置」には「本体価格」と「消費税」の併用ができるようになっています。

一定の間使うパンフレットやメニューの価格表記は現況の総額表示から税別価格で統一され、「当店の価格は全て税抜価格となっています」と一文を表記する方向になると思われます。但し2017年3月迄の特法なので以降総額表示に戻ることになります。

またチラシや店頭のPOP等の表示では「消費税分値引きます」「消費税還元セール」等直接消費税を値引きする表現は禁止されますが、それ以外の「8%還元」等は表示できます。

オカミの都合で変わる規定、振り回され余計な汗をかくことになる企業やお店も迷惑なことですが、消費者も様々な表現に混乱が予想されます。

変わる消費税表示に「汗はかいても、誰にも手柄はありません」と言いたいものです。

以下消費税導入時の表現の可否です。(や)
 

 可能な表現(一例)
  3%値下げ、3%還元、8%還元セール
 禁止表現(一例)
  消費税は転嫁しません、消費税はいただきません、消費税当店負担
 価格表示例(一例)
  「本体価格」(消費税別途)、 「総額表示」、「総額表示(内消費税額)」
 [ポイント] 支払総額さえ表示されていればよく、「消費税額等」や「税抜価格」が表示されていても構いません。





学習系イベント

鳥取河川国道事務所発行の広報紙に携わっている関係で、年に数回、川に関連する取材に出かけます。先日は鳥取市国府町にある殿ダムで行われたイベント「殿ダム見学会」に行ってきました。

殿ダムが完成し、今年で2回目となります。普段はお目にかかれないダム内部の探索や、ダム湖周遊などができるとあって、今回の見学会では地元の方々をはじめ、全国各地のダムを巡っているダムマニアやご家族連れ、夏休みの自由研究のために訪れた小学生などたくさんの方々で賑わいを見せていました。参加された理由は人それぞれですが、何らかの目的があり訪れた方々が大半のように思いました。


国土交通省主催のイベント取材の度にいつも思うことですが、参加されている方が職員に質問するなど、積極的な姿勢の方が多いと感じます。

幅広い層をターゲットとした、多くの人が集まる集客イベントも楽しいですが、こういった「殿ダム見学会」のような学習系イベントがずっと続いてほしいと思います。次回開催された際には、是非お子さんを連れていってあげてください。(ふ)

殿ダム(写真提供:国土交通省)





弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

「今年の夏は暑い!」毎年のように耳にする言葉ですが、やはり今年の夏は異常に暑い夏となっているようです。私自身高温多湿には強く、TVのニュースや新聞などが子供やお年寄りなど多数の方が熱中症で搬送されたと伝えている中、自分だけは縁遠い他人事と思っていたのですが、まさか・・・熱中症で倒れました。

その後たまたまホームセンターに出かけた折、目に飛び込んできたのは、熱中症対策グッツなど様々な商品の数々です。よ〜く見ると、それ用の多種の関連商品がなんとフロアの多くを占めていることでしょう。

この先も大きな市場となり伸びてゆく気がしました。

飲食店なども同様に、新たなメニューやドリンクを考案し、最近流行(はやり)のレッドブルといったエナジードリンクをお酒で割ったカクテルなど、熱中症対策と銘打って売り出しているようです。

お酒とエナジードリンクで熱中症対策?とも思いますが・・・。さてこちらも負けずに夏の企画対策をひねり出さなくては。(さ)





 

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