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2009年10月号

  
仁川空港▼
多人種が行き交う仁川空港ショップ街▼

米子空港ミニハブ化を

 前原国土交通相が羽田空港をハブ化する意向を示され物議を醸し出しています。
 「島根県には三つ、鳥取県には二つの空港があります」と県外の方に話すとほとんどの方々は「どこ?」と訪ねられます。私が説明すると「便利で羨ましいですね」と言われ「人口が少ないのに要るの?」と含みを持って返される方がいます。
 東西に長い県土を有し離島がある地理的な条件から造られたと思いますが、人口の減少、利用率の伸び悩みや高速道の整備などから両県で5空港の利用はこれを機会にもう一度考えてみる価値はあります。
 米子は歴史的にも交通の要衝にあり、現在陸路では高速道路のジャンクションが整備され、周辺地域の方々がここを経由して全国に向かいます。空港は山陰で唯一国際線の定期便が就航しています。
 米子空港から仁川空港(韓国)へは羽田に行く程度の時間で結ばれており、仁川は24時間離発着できるハブ空港として世界各国へつながっています。日本との航路は20以上の路線で結ばれており、中国地方では米子をはじめ岡山、広島便が就航しています。私もベトナムに行った折には仁川空港経由でハノイ便に搭乗しました。当便は地元韓国や中国からと思われる乗客が大勢占め、日本の地方空港から乗り継いだ日本人とあわせて同じ便でハノイに向かいました。
 私は山陰地方5つの空港を結ぶ航路を新設し、国際線のある米子と結んだらもっと便利になるだろうと思いました。さらに仁川と就航の無い国内の空港と米子空港結んでミニハブ化できたらいいと思います。搭乗率や就航などの障壁もあることでしょうが、航空機は人口にあわせバスサイズの小型機を使う工夫や仁川便に合わせた時間に就航するなどすれば、地元の空港も元気になるのではないかと羽田空港のハブ化報道を聞いてから考えました。
 わざわざ羽田まで後戻りしてからアジア諸国に向かう山陰の人々は少ないのではないでしょうか。(や)


「日本のまつり・2009鳥取」を終えて

 10月10日、11日(9日前夜祭)に鳥取県のとりぎん文化会館、コカ・コーラウエストスポーツパーク、鳥取駅前風紋広場、若桜街道などを会場として日本全国及び海外からのお祭りが鳥取に大集結し、県内を含め約170もの団体が参加した「日本のまつり・2009鳥取」が大盛況の中幕を閉じました。
 パブリシティやイベントそしてキャラバンなどを中心に約半年間、様々な広報業務を担当させていただきました。100日前イベントに始まり数々のイベントにお伺いしてのPR、なかでも「お祭りトリピー」が行く小学校キャラバンでは先生や子どもたちからまつりに対する熱い思いや地域との交流についてなど有意義なお話が聞けました。またまつりのボランティアの方々、出演される芸能団体、各地域でまつりの伝承に取り組んでいる人々、そして和紙人形でまつりを盛り上げようと制作に追われる団体など、本当に多くの方々とお話しする機会があり日本人というか、鳥取県民にとってまつりというものはなくてはならないものだと痛感しました。麒麟獅子舞保存会の方はメンバーの高齢化に伴い後継者不足についての問題を深刻に語られていました。その方は「若いもんがまつりを通して地域の伝統を継承し続けることが、結局町を元気にするし、地元を愛する心ができるだわいや」。
 今あるまつりを地域とのかかわりの中でしっかり伝承すること。そして、新たなまつりも創造し育てること。
 今回の「日本のまつり・2009鳥取」を通して地域の活性化や観光・商工業の振興を図るには、まつりは不可欠なものだと確信しました。(し)



弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 先日、出雲にて小倉やよい氏(株式会社ワイズクリエイト代表取締役社長)の講演会のお手伝いをさせていただきました。小倉氏はフリーアナウンサーとしてテレビやラジオに出演される一方、全国各地で新人研修や魅力アップのセミナーなどを開催していらっしゃいます。
 出雲空港まで送迎をさせていただきましたが、第一印象も車中での会話も「感じのよい方だな」という印象をもちました。そして、講演会のテーマは「お客様との信頼関係を生むクレーム対応術」でしたが、内容を聞いて小倉氏の「感じのよさ」の理由がよく分かりました。
 初めて会う人の第一印象は0.3秒〜3秒で決まるそうです。そこでどのような印象をもつかが後々まで響いてくるとのこと。よく「人は見た目ではない」と言われますが、私たちのような仕事ではじっくりお話しする機会のないことも多くあります。そのような場合でも相手の方によい印象をもっていただくことが、人間関係を作る上でも仕事を円滑に運ぶ上でも重要だと思います。小倉氏はまさにそれをご自身で実践していらっしゃいました。
 講演会の参加者は事務職員の方から現場仕事の方までと様々でしたが、皆さん熱心にメモをとりながら聴いていらっしゃいました。今回のテーマは「クレーム対応」でしたが、仕事をする上でのマナーや接客といった企業研修や管理職向けセミナーなど様々な講演もしていらっしゃるとのことでした。皆様の企業におすすめです。(の)


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