秀峰大山の空撮写真集

　米子・松江市側から望む大山は扇を広げて逆さまにしたような長い裾野をもつ冨士山に似た山容です。一方、南北側からの大山は頂付近から屏風を開いたように険しい山肌を晒した荒々しい姿をもつ山容です。大山は伯耆冨士と言われていますが観る角度から多様な姿をもっています。
　独立峰として中国地方で最も標高が高い大山は周辺の山々からは眺望の目印・方位が確認できる山として親しまれ、平野からは天候や積雪を伺える山として親しまれています。また裾野は広大なぶな林に覆われ、森にはたくさんの野鳥や数々の動植物が季節を通じて楽しめる自然豊かで魅力的な山です。
　この度、私の知り合いで航空撮影する会社の沖さんが「大山を飛ぶ」という写真集をつくられました。Ａ4判見開き頁をつかって一枚の写真をワイドに載せた構成で、計15枚の写真を掲載しています。中でも山頂付近を真上から尾根・縦走路を大きく撮った写真は迫力満点で意外な姿が伺えます。
「幾何学模様の山肌」「崩落のために剥きだしになった地肌」の写真や、北壁と東に連なる山々を空撮ならではのスケールで撮った貴重な写真があり、見慣れた大山の姿とはちがう印象を持ちます。空から見た自然豊かな大山の環境と、厳しい気候から崩壊途中にある大山の両極の姿がご覧いただけます。
　私は登山禁止になって久しい大山山頂付近の縦走路を空撮した写真が最も印象的でした。（や）

↑北東上空	↑縦走路付近	↑東側斜面

とっとり産業技術フェア2008

　来月10月18日〜19日に（財）鳥取県産業振興機構・鳥取県・鳥取市主催の「とっとり産業技術フェア2008」がとりぎん文化会館（県民文化会館）で開催されます。今年で14回目となるこのフェアは、鳥取県内の企業や団体等の技術や製品の紹介、また鳥取県の地域事業への取組みをより多くの方に知って頂くために行っており、今年のテーマは「活かそう！地域の知恵と底力」です。弊社では昨年に引き続き、今年もお手伝いさせてもらうことになりました。
　今年のテーマが「知恵」ということで、フェアの併催事業である「鳥取県発明くふう展」をご紹介します。この「発明くふう展」は生活用品の改良品や、あったら便利なもの、知恵を絞った発明品が、一般の部と児童生徒の部に分けて展示してあります。作品は感心させられる物ばかりで、なかでも昨年児童生徒の部で県知事賞を獲得した「一発ではずれるムカデ君ものほし」には感嘆させられました。　これは、洗濯ばさみで挟む型のハンガーなのですが、挟んだもの（30ヶ程度）が一発ではずせるというもの。これを小学生が発明したという驚きと発明力の高さに感心させられるとともに、私にもこんな発明力があればと羨ましく思ってしまいました。今年はどんな発明品が並ぶのか今から楽しみです。発明くふう展以外にもたくさんの併催事業がありますので、10月18日・19日はとりぎん文化会館にぜひお越し下さい。（ふ）

＜とっとり産業技術フェア2008詳細＞ 併催事業 ・産学官連携フェスティバル　・発明フェス2008　・農商工連携セミナー ・第50回鳥取県発明くふう展・第8回鳥取県未来の夢絵画展及び表彰式 ・こども科学教室
	↑「鳥取県発明くふう展」昨年の作品