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2011年6月号

  

米子のアーケード商店街

 米子市のアーケード商店街の屋根が外されると聞いて驚きました。

 それは、昔出雲の藩主が参勤交代のおり江戸に上るために通い、中海で獲れる赤貝やウナギを大阪まで運んだ出雲街道は米子の元町サンロード商店街と法勝寺商店街と交差点を南下するルートです。この交差点を東に向かえば鳥取方面・伯耆往来です。また加茂川に沿って北の米子港方面行くと京橋より境港に向かう境往来に結ばれます。アーケード街は旧街道沿いに並ぶ商店街です。古くから陸・海の交通の要衝であり人が行き交い、品物が集積され各方面に運ばれる賑わいがあり、山陰の「商都大阪」でした。

 1960年代、幼少の私は賑わう人で溢れる商店街を母親の手に引かれて歩いた思い出があります。この商店街は百貨店に結ばれ、大型店西部生協があり、そして歓楽街も隣接しています。エリア間をつなぐ動脈のようでした。通りからは狭い路地が残り、そこにはセンスが良い穴場的な店があったり、大衆的な飲食店も楽しめ、毛細血管のような「路地文化」もありました。

 近年は大型店の影響か、車社会に移行したためか、往年の活気は嘘のようで、シャッター通りと様変わり、歩く人々も少なくなりました。
 駐車場が完備され、天候に関わらずほとんどの生活用品が購入できる大型店。また、自宅にいながら指先をクリックするだけで品物が注文でき、配達もされるという便利さが当たり前になってきた昨今、人と人との結びつきが希薄になっているのが気になります。

 商店街には街を歩く人々の流行(はやり)に気を留めたり、美味しい匂いや店のディスプレイなどに誘われて思わず立ち寄ったり、お店の人とのお話から得する情報を貰ったり等と商店(お店)ならではの魅力があります。

 商店街のアーケードを取り除くにあたり「青空が見える」とか「星振る」などと言いようはありますが客足の減少は火に油を注ぐようなもので雨風や雪の多い山陰では益々大型店に流れてしまうと思われます。なんとかアーケードを存続して欲しいと願います。(や)


近く撤去される元町サンロード(左) 、街道の跡が残る商屋(中央) 、海運で栄えた加茂川(右)



CM

 東日本大震災発生後、民間企業がCMを自粛し、空いた枠の穴埋めで広告料が発生しないACのCMが大量に放送されました。その後、災害用伝言ダイヤルなどの重要な情報から被災者へ励ましのメッセージや応援へと、震災の状況とともに内容にも変化がみられました。

 3ヶ月経った今は前と変わらぬCMが流れていますが、震災前と比べ視聴者のCMに対する目は厳しく、応援メッセージのCMであっても「企業のイメージアップに利用している」といったとらえ方があるのが事実です。そんな視聴者のCMに対する意識や見方の変化を踏まえ、各企業がCMの在り方を模索しています。

 エステーもこれまでのCMを見直した企業のひとつで、「被災地にいる人の心にどれだけ寄り添えるか」と論議し制作された今回のCMは、きれいな街並みを背に男の子が「ららら〜消臭力〜♪」と力強く歌うもの。このCMについつい見入ってしまった人も多いのでは。私もその一人です。

 しかし、何故このCMが被災者の心に寄り添うCM?と思いませんか。実はこのCMには隠れたメッセージがあるのです。ロケ地となったポルトガル・リスボンは1755年に大震災と津波で6万人以上の死者を出し、復興した街であり、被災地への応援メッセージの意味を含んでいたのです。そのことは画面には一切表示してありませんし触れていません。ですが、ついつい惹き込まれるのは、そんなメッセージを自然と感じ取っているようです。事実5月のCM高感度調査ではこのCMが二位にランクインしています。

 ストレートな表現で分かりやすく伝わりやすいCMが好きでしたが、このエステーのCMで裏に隠れたメッセージの面白さを知りました。これからは、より深く今までとは違った視点でCMを見ていこうと思います(ふ)



コミカルな日本国旗を連想するチェリーセージと咲き始めた紫陽花


弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 梅雨時は高い湿度のせいで、朝起きるとクセ毛の私の頭は、ドリフのコントのように爆発しており、朝からその寝グセを直すのに大変時間がかかります。時間をかけてせっかくキメキメにしたヘアスタイルも、その湿気と汗のおかげでお昼まで持たず、止まない雨を恨めしく思います。

 雨と言えばここ最近、河川についての広報業務の仕事をさせていただいています。一般に5〜10月は出水期であり、低気圧や台風の影響で河川が増水しやすく、洪水への警戒が必要です。先般5月の大雨は覚えておられますでしょうか?ちなみに、その際出雲では、日降水量「209.5o」という、観測史上最高の値を記録したのですが、それにもかかわらず河川の氾濫はなかったようです。この背景には、上流の志津見ダム、尾原ダムの貯水による水位調整などがあったようです。

 今回、河川の広報業務を担当するまで、身近にありながら知らないダムのことなどを皆さんにわかりやすくお知らせできるように、1年間河川の広報を頑張ってまいります。(あ)



 

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