一畑百貨店の閉店
都市に出かけると駅前の百貨店によく足を運びます。広い食品売り場では多くの見たことのない品々を目を皿のようにして眺め、多彩なスイーツや和洋中の惣菜は食の好奇心を刺激してくれて嬉しくなります。他の売り場でも、普段お目に掛かれないブランド店に入り、店構えや演出(装飾)、陳列、さらに店員さんにお話を聞くと、そのブランドの雰囲気が体験でき、田舎者の私には新鮮です。さらに催事コーナーで「北海道展」や「〇〇シェフ特集」など興味があるとついつい足を運ぶ百貨店オタクです。 先日一畑百貨店(以下一畑さん)の閉店の知らせを耳にして非常に残念に思いました。長引く百貨店の凋落の中、全国で三番目の百貨店が無い県になるそうで、買い物のお楽しみスポットが閉店する寂しさ、それだけでは済まされない深刻な思いが募りました。 一畑さんは贈答に利用させてもらうほか、紳士服売り場では松江オリジナルネクタイや一等物のスーツ、またワイシャツはバーゲン期に求めています。食品売り場ではお土産の地元産蕎麦やお茶、お酒などを求めて度々利用しています。一畑さんでは店員さんに商品の説明してもらえますし、包装をお願いしても笑顔で対応していただけるのが嬉しいです。服選びは店員さんに見立ていただくとスーパーやファストファッションで自ら手にした品よりも満足感があり、買った後も大切に着ていますので、少し値段は張っても満足感があり大切にしています。 また、県外の方へのお土産は松江の特産品のひとつ、器など一畑さんで取り揃えているので助かります。地元のお茶文化とそれを支える地元のモノづくりの企業を大切にする一畑さんの想いに共感しているので、閉店すれば、松江の文化や民芸品の継承にも不安を覚えます。例えば松江のお茶に関わる茶器などの道具類は殆ど地元の職人さん達で調達することができと聞いていますので、閉店により伝統産業を支える企業や職人さんの技術の継承が途切れないかと心配します。 お隣の鳥取県には鳥取市の丸由百貨店(旧鳥取大丸)、米子市には高島屋と天満屋の計3店が営業をしているのに「何で一畑さんが・・・」という思いがあります。山陰百貨店売上ではいつも上位なのに、どうして閉店に追い込まれたのでしょうか。流行りの感染症も落ち着いてきたことだし、店舗刷新計画もあったと聞いていましたので何とかならないかと思います。ここは一畑さんとバトンタッチして、地元の有志さんが地域に根ざしたお店を再興して技術や文化の継承されることを願います。(や)
ラジオ広告をおすすめします
暑くなってきたこともあり、自宅で育てている睡蓮やアサザの花が咲き始めました。涼しげな見た目に大変癒されます。近年の夏は半端ではない暑さですので、お客様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛ください。 さて、少し前にYouTubeが30秒のスキップできない広告を導入すると発表して話題になりました。現実的にユーザーからは長い広告表示に対しては反発があるようですが、どうやらこれはインターネットを接続しているテレビの場合のようなので、スマホで視聴する際は、従来通りの形式で視聴ができるようです。 スマホでもYouTubeを視聴していると、有名企業の広告から、ちょっと怪しいなと感じるような広告までいろいろ流れてきます。あまりに広告が多いと、視聴の邪魔に感じるユーザーが多いようで、残念ながらネガティブな印象を抱かれる場合もあるようです(有料会員への誘導とも言われています)。無料で視聴できるので、対価としての広告があるのは当然ですが、真偽が不明な広告が多いのも事実だと思います。 その中でオススメしたいのが、ラジオ広告です。ラジオは運転中や作業中などに「ながら視聴」をすることが多く、CMが流れても中断しない傾向にあると言われています。またリアルタイムでなくても、無料視聴アプリの「radiko(ラジコ)」で過去1週間の放送がCMもカットされずに放送されるので、広告が視聴者へ届く確率も上がります。マスメディアの中では比較的コストも抑えられますので、広告の手段として、ご検討されてみてはいかがでしょうか。(た)
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