地方発の回転寿司
ネタがぐるぐる回り、一皿百円より近海の魚から地球の裏側の魚介類が居ながらいただけ、メニューは握りの他にも軍艦、汁物、麺類、揚げ物、デザートまで揃っているので、気軽に立寄れることで家族連れに人気を博し、今や寿司と言えば回転ずしが定番となっています。かつて寿司店は敷居の高い日本食の代表で、二人で行くと万札を覚悟し、カウンターでも「時価」と書かれた大トロやウニ、鮑は注文をあきらめ、財布を気にしながら恐るおそるいただいたものでした。といっても店頭に並ぶ魚介類を買ってきて、自らさばいて切身にする手間を思えば、回転ずし店の1皿百円は信じられない程安価に感じて、入店すると空き皿が目の高さ位に積み上がる武者食いしてしまう私です。 コロナのため、飲食業界が低迷し、20兆円以上あった飲食業界は昨年大きく低迷したと聞きます。回転寿司業界の市場規模は2021年は前年比8.8%増の6738億円と成長しており、成長する稀な業態です。その売上の大半を占めるのが大手回転ずしチェーン店です。業界売上ナンバーワンはスシロー、続いてくら寿司、はま寿司、そしてかっぱ寿司がビッグ4でいづれも全国展開しており三桁の店舗数を誇っています。 追い風に乗って安泰なビジネス展開しているかと思いきや、熾烈な競争に凌ぎを削っています。ご存知の「おとり広告」として措置命令が下ったスシローは食材不足と知りながら「売切御免」と標記してお客さんを呼び込みました。また大手の中で一番の老舗のかっぱ寿司の社長が先日逮捕されたのは、前職のはま寿司から機密情報を持ちだして転職後に利用するという、厳しい原価競争が一因であったと報じられています。 大手チェーン店がスケールメリットを生かして大きな店舗を構える中、地元の方が東出雲町で回転寿司店を開店いたしました。元々松江市の歓楽街で人気の活魚料理店でしたが、コロナの影響を受けたため余儀なくお店を閉め、活路を回転ずしに開いての再出発です。開店にあたっては冷蔵庫・氷温庫や寿司を運ぶレーン設備、客席などやタブレットから注文するシステムや配送ロボット、予約システムなどIT費用も相当な投資となります。 店主の想いは“チェーン店では提供できない特上のネタをお客様に召上っていただきたい”という想いのため、値段はチェーン店より高めですが、たくさんのお客様が連日足を運ばれています。 大手チェーン店による熾烈な競争下に地方発として一石を投じるお店にエールを贈り、応援してゆきたいと思います。(や)
折込チラシとポスティング
先日、新聞折込社の方に配布方法についてお話を伺いました。 配布方法として、新聞折込とポスティングがあり、前者は新聞購読者が対象で、1日で広範囲に折込可能で、後者は戸建てや集合住宅などの住居形態ごとに配布でき、エリアも町や丁目単位でも指定できるので、小回りが利くのが特徴のようです。お話によると戸建て住宅に比べて、集合住宅では新聞の購読者が少なく3割程度(松江市)と聞きました。そのため、新聞を購読していない方々にも届くポスティングで戸建て住宅を除いて、集合住宅を重点的に配り、新聞の購読率の高い戸建住宅には新聞広告をすれば、効率的にアピールできることが分かりました。 私の家では新聞を購読していますが、祖父がよく読んでおり、家族はたまに読みます。新聞の折込チラシは家族がチェックして私が気になりそうなものがあれば取っておいてくれるので、目に入る機会は多いです(趣味のメダカ販売のチラシなど入っていると食い入るように見てしまいます)。他にスマホでネット広告を目にすることが多いのですが、正直、真偽不明の情報も多く、その点、新聞媒体を介した広告や折込チラシは信頼ができることが魅力だと思います。私のように折り込みチラシを見たいので、新聞を購読している方もある程度はいるかと思います。 弊社では、折込チラシやポスティングチラシ、記事下広告の制作・掲載・折込手配を承っております。お客様とお話しして効率の良い配布方法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。(た)
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