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Webplan News  2020年7月号

  

高田好胤と薬師寺

 久しぶりに旅に出かけました。マスクを着用し電車や電動自転車に乗って薬師寺や平城京跡を訪ねました。
国宝薬師寺の東塔が11 年間の解体修繕を終え今春が落慶法要の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期されたました。
1300 年もの間、台風や地震、火災などから逃れ現存する最も古い木造建築といわれ、リニューアル後を見学したかったのですが、残念ながら調査のためということで、建物の中に入ることはできませんでした。 工事用柵の外からでしたが、外観はなんとも優美な姿が再現されていました。西塔が剛健で勇ましいなら、東塔は女性的です。
屋根は六重ですが三重塔で、ひとつ毎に入るヒサシ(下から1 ・3 ・5番目) は裳階(もこし) と言って雨風を避けるためのもので、
とても珍しい建築様式です。前管長の高田好胤はユーモアを交えた話し上手で有名な方で、その語りは桂米朝をはじめ大御所の落語家も参考にしたそうで、例えば「裳階はスカート。スカーッと美しいのはこのこと!」「3階だけど6階に見えるけど誤解(5階) のないように・・」と高度経済成長期から修学旅行生やたくさんの見学者に説明しています。
噺家のような語りとオヤジギャクを交えて案内する氏は学生からは「寺は金閣寺、庭は竜安寺、坊主は薬師寺」と評判になった名物坊主(管長)でした。
戦後興廃した薬師寺の再興を掛けて楽しい説法と、もうひとつのチャレンジ(企画) として写経を掲げました。
風雨にさらされボロボロになった金堂の再興したいがお金が無い。薬師寺は檀家が無いので氏は「できるだけ多くの人たちが仏心に触れて幸せになることに意味がある」として一人1,000 円の写経供養料を集める勧進をおこない、100 万人を目指し、全国を行脚しました。今ならネットで呼びかけ、クラウドファンディングを使ったら短期間に相当数集まったと思われますが、当時はありません。
地道な活動が薬師寺と高田好胤の名と志は次第に全国に広まりました。その過程で企業や団体から大口の寄付希望もあったそうですが、小口を沢山募る意図から大口の寄付を断った逸話も有名です。
オヤジギャグを交えた名物説法と写経によってリニューアルされた金堂、それからもいくつかの塔やお堂が建て替えられ、氏が亡くなった今もさらなる整備のために写経は続けられており、この日もご婦人や親子などの姿が多く見られました。
その総数は850 万人と聞きます。高田好胤のビジネスセンス、企画力を感じて、久しぶりに薬師寺を拝観しました。(や)

解体修繕を終えた東塔(2020.7月)
解体修繕を終えた東塔(2020.7月)


コンビニに目が離せない

 今やコンビニは生活に欠かせません。ドリンク、弁当、公共料金の支払い、煙草などコンビニに足を運びます。ATMで現金の引き出し、チケットも購入などもできる便利さから、一日に3回行くことも珍しくありません。またアパートを借りる条件として「コンビニが近い」をあげるのは、学生だけでなく勤労者にも多いとか。
コロナの影響で「ステイホーム」が叫ばれる中、耳を疑ったのはコンビニから自宅に品物を配達してくれる「ネットコンビニ」です。家にいる時間が限られている等の理由から宅配便の荷物を預かってくれる「コンビニ受け取り」は知っていましたが、コンビニに行く時間も無い人などが利用すると言われてます。現在は広島・東京・北海道限定でセブン- イレブンがおこなうサービスですが、順次展開を広げてゆくそうです。
さらに梅雨時季にお目見えした商品があります。何と!ブランドアパレル品の販売です。今までも恵方巻やお盆には線香など季節の品を並べていましたが、今季より販売したのはMOZのレインジャケットです。使い捨ての合羽ではなく、超撥水機能付きでブランドロゴも入った本物です。
コロナ禍の巣ごもり中コンビニで一番売れたのは「冷凍炒飯」だそうです。コンビニは次に何を出すのか注目しています。(ま)

ガクアジサイ
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