久しぶりのクラシックコンサート
クラッシク演奏を島根県民会館で久しぶりに観賞して「少し敷居の高い文化に触れるのもいいなぁ」と思いました。
周年を記念した放送局の事業で、著名な指揮者とピアニストを迎えて、100名程で構成されるオーケストラの演奏でした。クラシック音痴の私も聴いていると優雅な気分になってきました。目を閉じると中世欧州にタイムスリップして、お城で開かれている貴族たちの晩餐会に飛び込んで、最高のディナーを前にして、それを引き立てるBGMとして生オーケストラ演奏を聴いているような気分を味わいました。
物心ついてからの興味はサブカルチャーで、聞く音楽はポップス、ジャズ・ブルース等、たまに足を運ぶロックコンサートは普段着姿で出掛けるので、この日もセーターにジーンズとスニーカー姿でしたが、周りの人たちの服装に比べると、少々浮いていました。
数年前のことです。討幕の志々を描く劇団公演と能舞台が同日の同時間に重なったことがありました。大ホールと中ホールの入場を待つ共通のエントランスには両方のお客様であふれる程でした。その中でキョロキョロ見渡すと、どちらの舞台を観賞するお客様なのかを想定することができました。着物姿のご婦人や羽織袴姿の紳士がみられ、なんだか皆様の立ち姿はキリリとして品があるようです。対する方々は普段着で生活感漂う庶民派が大多数でした。開場してから人の流れを追うと想定が的中しました。
宮沢章夫氏(作家・演出家)によるとサブカルチャーの対語はハイカルチャーで、長い歴史と深い伝統があることが背景にあり、対するサブカルチャーは「良識的な大人が眉をひそめるよう文化で反体制、自由など」だそうです。腰を振りながら歌うプレスリーや「天才バカボン」「ハレンチ学園」などの漫画は当初はハミ出しものでした。はじめはオタク的であっても多数の支持を得て庶民的なものになるそうです。しかしハイカルチャーは貴族や大名などアッパーな方々が嗜む文化・教養で、伝統舞台や茶道、歌会などはプレゼンターや演者に配慮して正装(又はそれに近い)をするのかと思います。
いつもはポップスを口ずみ、懐メロをカラオケで歌うサブカルチャー好きの私も、時には本物のカルチャーに触れてみるのもいいなぁと思いました。
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コンサートのチラシ |
山菜の天ぷら |
値上げ
年が変わってから、乳製品、小麦、さらにカップヌードルをはじめとした、食料品が値上がりし、また価格は据え置くものの内容量が少なくなる実質の値上げが続いています。理由は「人件費」と「物流費」の値上がりを理由に挙げる企業が目立ちます。
そんな中、印刷用紙の値上げが私たちの業界に直面しています。チラシやパンフレットなどに使われる用紙の価格が今年の出荷分より20%以上値上げされました。印刷所に在庫する保管スペースにもよりますが、今月頃から順次、印刷料金に上乗せされています。これらの印刷用紙の生産はほぼ国内三社の製造メーカーに限られており、三社とも同様の率で値上げをされました。
折込チラシや通信販売のカタログなどが多量の用紙を使いますので、お客様によっては数量を再考し、少なくしながら効果は最小限に抑えようとする企業様、またチラシ折込の頻度を減らすなどの対応をされる企業様も見られます。
この値上げによって、販促の重点を折込チラシに置いてきた企業様がネット広告に乗り換える契機になるように思えます。ホームページのリスティングをはじめとしたネット広告やSNSによる拡散など、IT技術を駆使したダイレクトマーケティングが一層高まるだろうと思います。
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