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Webplan News  2017年2月号

  

バレンタインデー・恵方巻

 2月の販促カレンダーにはバレンタインデーが目玉として掲載されています。元々ローマ皇帝の迫害を受けたバレンタイン司教が殉教した日を偲んで名づけられたといわれています。「好きな人に贈り物をする」とか「チョコレートをあげる」などはルーツを辿ると全く関係なかったようです。後の15世紀にイングランドの詩人ジェフリー・チョーサーが「バレンタインデーの頃になると鳥たちが恋愛してつがいをつくる」詩を発表したことから、恋愛を結び付け、男女の告白や恋愛の記しとしてつながったようです。日本では 定番となったチョコレートを贈る習慣は、戦後1958年に菓子メーカーのメリーチョコレートが伊勢丹で販売したことが発端だそうです。その時は殆ど売れなかったそうですが、今や数百億円の市場規模となり大切な年中行事です。柳の下の二匹目のドジョウを狙ったのも日本の菓子メーカーなどで、一か月後にホワイトデーとしてお返し菓子を返そうと昭和40年代につくられました。本場英国人も驚くような賑わいは、我が国だけで盛り上がっています。おかげで私をはじめ中年殿方はこの頃になると「義理チョコは痛し痒し倍返し」が本音ではないでしょうか。
 もうひとつ、2月は恵方巻を食べる行事が大きく育ち、店頭は賑わっていました。私はコンビニに掲げられたノボリやPOPを見ても何のことやらと首を傾け、自分とかかわりは無いものと何年も思っていました。節分と云えばイワシを食べて豆まきです。子供の頃、夜になると外に向け豆をまき、余った豆は父親や兄弟を鬼に見立ててブツケたことが思い出。恵方巻ノボリが気になり、読み方も分からず、調べてみると、セブンイレブンが火付け役だそうで、行事と食品をセットにした販促企画をたてた商魂逞しい企業の姿が見えました。元々大阪の一部地域で海苔巻きを食べる習慣があったそうですが、記録としては残っていません。1998年「丸かぶり寿司恵方巻」として全国発売したことが発端ということで20年未満の歴史です。
 江戸時代、平賀源内が鰻屋から売上を増やせる企画を頼まれて「土用の丑は鰻を食べよう」と暦と結び付けてヒットしたのは有名で、源内は優秀な販促仕掛人・コピーライターです。古くから大晦日に蕎麦を食べる習慣などがありますが、バレンタインデーのチョコレート、クリスマスのケーキ、日本のお盆にあたるハロウインをお祭り化した現象は、近年になって企業や仕掛け人達に依ってつくられ、広まりました。八百万の神々を祀る国民性や外国の祭祀を抵抗なく受け入れるおおらかな宗教観など、最も楽しんでいるのは私たちと思います。(や)

待望の降雪に賑わう琴引フォレストパークスキー場(2017年1月)

鳥取県と言えば?

 鳥取県と言えば?10人中8人程度が「鳥取砂丘」と答えるのではないでしょうか。それほど“鳥取県”イコール “鳥取砂丘”のイメージが根付いています。逆をいえば「鳥取県は鳥取砂丘以外に思いつかない」という寂しさを反映していると感じます。
 弊社の業務のひとつにアンケート調査があるのですが、県外の方にお話を伺うと決まって「鳥取砂丘の他に何処に行ったらいい?」「オススメの場所は何処?」と聞かれることが多々あります。これも、やはり鳥取砂丘以外の観光スポットが浸透していない結果の現れだと思われます。
 鳥取県には鳥取砂丘以外にも、ご紹介したい所が数々あり、世界初の砂像展示施設「砂の美術館」や、人気の「水木しげるロード」、神話の地である「白兎神社」に世界ジオパークに認定された「浦富海岸」、さらには中国地方で最高峰の山である「大山」、当時の面影を残す「白壁土蔵群」、国宝に指定されている「三徳山(三佛寺投入堂)」、また、一時テレビCMで話題になった「はわい温泉」等々多くの温泉が点在する温泉の地でもあります。都会のような大きな動物園や水族館、遊園地などの遊べるレジャー施設こそありませんが、訪れて損はない観光地、壮大な自然が鳥取県にはある、と私は思っています。
 県外の方に鳥取砂丘以外にも、色々な観光スポットがあることを知っていただき、鳥取県のファンになっていただけるよう、特にメディアへの露出が増えている平井知事に(アンケートを行っていて平井知事ファンが県外者の方にも多数おられることを実感します。)さらなる期待を寄せています。(ふ)


弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 

 日経新聞で既に400回以上も連載されている「食あれば楽あり」の著者は小泉武夫氏。別名“発酵仮面”または“食の冒険家”などの異名を持ち醸造学や発酵学、グルメの大御所です。自ら「地球上のあらゆるものを食べてきた」と豪語する氏の最後の晩餐は既に決めておられ、「焼き納豆丼」「削りたて鰹節とネギ丼」は外せないとのことです。鼠の燻製やゾウの足、様々な昆虫などを食された氏は意外とシンプルな料理をあげられました。
 こちら、山陰の食と発酵の大御所(「ぐるない」に寄稿いただいています)堀江修二先生は、醸造技術を地元の蔵元に提供されたり、干物をジューシーに乾燥する機械を考案されるなど小泉武夫氏とも親交がおありです。先生の食への執着なのか、部屋には肉や魚を真空パックにしたものがいくつも置いてあります。下処理されたものや調理されたものなど、食べたい時に簡単に調理して食べることができ、長期間常温保存も利くそうです。一番好きな食べ物は何ですか?と伺うと、丁度近海の魚のお話をしていたためか、「生きたアマサギ(ワカサギ)を七輪で白焼きし、醤油に漬けて軽くコゲ目がつくようにもう一度炙ったもの」でした。香ばしさと独特の苦みが口の中でほどける触感が頭に浮かびました。
 「ぐるない出雲版12号」では今回「神西湖近くの魚」と題して、先生の食し方を執筆していただきました。(こ)

 堀江先生著
日本酒の来た道

ぐるない出雲版12号2月発行しました。

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