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2012年8月号

  

船上山で一句
▼絶壁に立つ

▲下から見る屏風岩(左) ▲絶壁から屏風岩を望む(右下)

 猛暑となった今夏、ロンドン五輪・高校野球とスポーツも熱戦が続き、五輪は深夜にもかかわらず高い視聴率を記録するなど、スポーツ観戦に熱くなりました。一方地元で開催される「神話博しまね」「世界マンガ博覧会」は熱いスポーツの陰に隠れたようですが、秋に向け熱くなって欲しい地域のイベントです。

 「夏草や兵どもが夢の跡」と芭蕉の有名な句を思い出したのは、連日の熱いスポーツ観戦熱を少し冷やすため、大山連山東にある船上山に行ってみようと思い立ち、登った時のことでした。

 この山はご存知のように後醍醐天皇を匿った山で、名和長年らが多数の幕府軍を相手に少ない兵力で戦勝しました。その後、天皇は無事に都に還り、やがて来る建武の新政に繋がった歴史的な戦場の山です。

 船上山東側は切り立った屏風岩が続き、戦略上都合がよかったそうです。広い山頂には30分程で登ることができ、そこからは鳥取県東部の山々や素晴らしい日本海の海岸線が望めます。この山頂に「←千丈のぞき」と記した看板があり、矢印に従って急斜面を下ると屏風岩の袂に出ます。そこは視界が開け雄大な景色が見渡せます。先に突出た岩上から「千丈のぞき」ができますが、肝試しのように、断崖絶壁の岩上を四つん這いになって、恐る恐る伝いながら先端に立ちます。そこから落ちたら一巻の終りで、下を見ると立ち眩みがするほど。さらに左右も切り立った屏風岩が続くところなので、まるで高飛び込みの台上に立った気分です。

 絶壁の上は心臓に悪いので屏風岩の袂に戻って腰をおろし、お茶で喉を潤し絶壁や素晴らしい景色を見渡すと思わず涼風を感じます。
 パノラマを前に快適な特等席です。静けさに包まれ、幕軍が迫っただろう下は緑の夏草に覆われ、自然と情緒感に包まれ、満足した気分に浸っていたらあの名句が閃きました。

 句心の無い私は、俳句を余韻残る広告のキャッチコピー程度の理解しかありませんが、袂に坐ると何か短い言葉で残したい気持ちになりました。
 「夏草や兵どもが夢の跡」と一句閃いた後、同行した相棒は「閑さや岩にしみ入蝉の声」と詠んだので、思わず爆笑してしまいました。
 地元、船上山はまるで芭蕉が歩いたかのような、この両方の句が似合う史跡です。(や)






ローカルの強み

 今週号までの「ビッグコミックスピリッツ」「美味しんぼ」の中で「島根県の郷土料理」が連載されていました。

 取材場所は松江市、出雲市、大田市、浜田市、益田市、奥出雲町、津和野町、吉賀町。食材はノドグロ、有機野菜、米、出雲そば、生姜、葛、アメフラシ、サザエ、イカの子、アラメ、黒文字などかなりの数が取り上げられ、郷土料理も島根の人でも知らないようなものが、かなりあったかと思われます。山陰には希少価値になってしまったものの、豊かな自然環境のおかげで残っている食文化はたくさんあるようです。

 私どもの仕事上では、水産物・農産物・加工品など昔ながらの方法で生産を行い、高付加価値(適正価格)商品として販売しておられるメーカーさん等にお会いし、「ローカルの強み」を意識する機会が多々あります。商品情報が溢れる中で「ローカルの強み」を引き出し、提示する役割はますます大切になってきており、少しでも力になっていければと思っています。(い)






弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 国の重要文化財「仁風閣」で先日、「夏の夜の仁風閣 光ルネッサンス」と題してライトアップと夜間開館がありました。ライトアップされ、夜の闇に浮かび上がった白亜の洋館。幻想的な雰囲気の中、演奏会も開かれ、夏の暑さを忘れるひとときとなりました。

 仁風閣の最近の話題といえばもう一つ、人気漫画「るろうに剣心」の実写映画があります。この実写映画版のクライマックスのアクションシーンが、仁風閣と裏庭にあたる宝驩@庭園が舞台となっています。全国公開に合わせ、映画監督のトークショーも開かれ、見どころや撮影秘話などが語られました。

 地元の私も自分の知っている場所が映画の中でどのように使われているのかとても楽しみです。そして映画を見た人が実物の仁風閣をはじめ、秋の行楽に山陰を訪れてくれたらうれしいなと思います。(ひ)






 

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