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2010年12月号

  

島根県東部の山陰道IC(インターチェンジ)  

 高速道路無料化社会実験の対象となっている山陰道を走って松江から出雲への運転が楽になり、時間も節約できて大変感謝しております。
 ところで、皆さんもお気づきかと思われますが、島根県東部のIC名称と市町名には勘違いすることがあると思います。
 まず、米子方面から出雲市に行くのに東出雲ICで下りた方があると聞きます。市町名から連想する位置と実際が離れているからです。
 同様に松江方面から出雲中心部に行く際は出雲ICで下りるのではなく、ひとつ隣の斐川ICで下りる方が早く行けます。私も当初出雲ICで下りてから市内に戻った経験があるように、ICの名称は下りるかどうかの大きな判断材料です。
 ついでにもうひとつ斐川IC位置は町内よりかなり南に位置しており、しばらく接続道を走ることになり、国道9号に出るまでしばらく「この道でいいの?」と不安になります。斐川町と出雲市は県下有数の広い平野がある地形なのに、どうして山が連なる南側を走るのだろうか?という疑問を感じながら運転した覚えがあります。
 地域の人達や観光客が迷わないようにICの位置や名称はなんとかならないものかと思います。
 考えたところ、出雲方面には良い解決策があります。
それは出雲市駅や島根大学(医学部)の南側の山陰道に新しいICをつくることです。名称は出雲ICです。出雲市駅など中心部へのアクセスが便利になり、直感的にわかりやすくなり、時間短縮や移動による経済効果、環境にも改善されると思います。現在の出雲ICは出雲西ICとすればよりスムーズに目的地まで行けると思いました。(や)


▲大山弥山 山頂より剣ヶ峰方向(12月)



「情報」の価値の高まり

 2010年も残すところわずかとなりました。今から30余年前、幼い頃にはマンガやアニメを見て、2010年なんて遠い未来は自動車が空を飛び、家事はロボットがやってくれる世界だと思っていましたが、現実はそこまでの世界にはなっていませんでした。
 21世紀に入って大きく進歩したのは、インターネットや携帯電話など通信技術の世界ではないでしょうか。それはビジネスのスタイルを変え、流通の仕組みを変え、人々のライフスタイルを変えてきました。マンガやアニメの世界のように世界の見た目が大きく変わったわけではありませんが、それは確実に世の中を変えました。私事ですが先日携帯電話をiphoneに替えました。使ってみて、これまで持っていた携帯電話に比べて、「世界と繋がっている」感覚を大きく持ちました。メールやtwitterなどのコミュニケーションはもちろん、広大なウェブの世界であらゆる情報をほぼリアルタイムで知ることができます。通信技術の進歩と人と人とのコミュニケーション手段の多様化を改めて実感しました。
 そんな通信技術の充実とコミュニケーションの変化によって、世界がこのように変わるとは30余年前には想像していませんでした。また、それに伴ってマーケティングの手法も変わりました。マス媒体で大衆へメッセージを伝えるよりも、ネットを使うことで的確に関心が高い人へメッセージを伝える、ブログなどからネット上での口コミを生み出すなど新たな手法が登場しました。今年だけでもグルポンなどの共同購入やtwitterでのクーポン配信など、ビジネスをスタートするのにコストが少なくて済むネットの世界ならではの多様な手法が次々に生まれています。またそれに伴って携帯電話は多機能になり、パソコンがなくても多くのサービスを享受できるようになりました。車が空を飛ぶよりも、家事をロボットがしてくれるよりも、いつの間にか人々は「情報」が持つ価値のほうに魅力を感じるようになったかもしれません。
 この先、「情報」が価値をさらに高めていくことは想像できますが、今や2、3年後の未来さえも私たちがどんな生活をしているか、夢にも想像にも浮かびにくい気がします。(う)




▼黄金のヒラメ(左は本来のヒラメ)

弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 「黄金のヒラメを手に入れた」というお客様からの一本の電話からはじまりました。
仕事の手を休め、珍しい話題に聞き入りました。電話を置いてから媒体社数社にこの話をひと通り話し、その後「黄金のヒラメ」がいる飲食店に向いました。
 水槽の中に横たわる巨大な魚影は深い黄色。オーナー様にお願いして、水槽からタモで上げていただきました。すると水槽の中では黄色だった魚体は輝き、まさに黄金色に光っていました。 電話をいただいた当初は、「別の魚種と勘違いでは?」との疑いが片隅にありましたが、『百聞は一見にしかず』でした。
 たまたま近くで取材があったテレビB社が早々に駆けつけ、その後、マスコミ各社も取材に訪れた様子で、当日夕方のニュースは各局とも冒頭で時間を割いて取り上げていただきました。さらに系列局に波及し全国放送や四国・九州地方のテレビでも紹介されました。後日、新聞にも掲載され、山陰発の話題として「黄金のヒラメ」が全国に報道されたのでした。
 広告料金に換算したら多大な金額ですが、今回の報道機関への働きかけの広告料金はいただいておりません。
 このヒラメ、現在は剥製としてお目見えするお色直し中です。(や)

   
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