米子鬼太郎空港

　米子空港の愛称として「米子鬼太郎空港」とすることが決まりました。
ご存知境港市出身の漫画家・水木しげる氏の作品『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんでいます。今放映中の「ゲゲゲの女房」と重なって知名度アップを願っているそうです。
　水木氏の「妖怪」は全国区として高い知名度を誇っています。加えて近隣にある「妖怪」「怪談」など「怪しい」ゾーンと連動すればさらに広く深い魅力になり、観光客はいくつもの「妖怪」を楽しめ、観光ルートも面として広がるのではないかと思います。
　近隣の「妖怪」伝説には水木氏の故郷境港の地を造った日野川の中流域に「鬼」や「河童伝説」が伝わっており、既に「鬼っ子ミュージアム」などの施設もあって「妖怪」が町おこしのひとつとなっています。また斐伊川では八つの頭を持つ「妖怪」ヤマタノオロチ神話は広く知られています。またイザナギやイザナミが登場する黄泉の国は全国の神話のルーツであり、その地は東出雲町といわれ黄泉比良坂には数々の伝承が残り、神話に登場する岩や碑が建っています。さらに小泉八雲が松江に滞在中地元に伝わる怪談話を紹介し、何箇所かにその所縁があります。というように空港周辺には「妖怪」などが残る「怪しい」ゾーンが多々あるので鬼太郎と合わせてPRしてはどうでしょうか。
　心霊スポットとして出雲市にある須佐神社が紹介され、興味を持った人たちが全国から訪れたように、鬼太郎の人気と神話の神秘性、さらに怪談話も重なり「怪しい」「不気味」なエリアを結んで、「見てみたい」「怪しい体験をしたい」などの好奇心に刺激をする探訪型の観光コースができるように思います。（や）

鳥取自動車道 県内区間全線開通！

　3月28日に、鳥取県東部で初となる高速道路「鳥取自動車道」の河原ＩＣ〜鳥取ＩＣ間が開通し、この区間の開通により、鳥取県内は全線開通となりました。同日、開通を記念して式典・テープカットが行われ、弊社は設営のお手伝いさせていただきました。
　この「鳥取自動車道」は時間の短縮以外にもさまざまな整備効果が期待されています。例えば近畿・山陽圏からの観光客増加、物流の促進で経済の発展・県外企業の県内進出、救急搬送時間の短縮で救命率の向上など。
　その中でも、早くも観光客の増加効果はあるようで、この18日に行われた6年に１度の大祭「諏訪神社式年柱祭り」（智頭町）では、前回より2,000人を上回る約１万人の人出があったそうです。また、イベントや観光スポット以外にも、このところ県外ナンバーの車が増えた（特に岡山ナンバー）と感じているのは私だけではないように思います。そこで気になるのは県内区間が全線開通して初めての大型連休となるゴールデンウィークです。今まで以上に多くのお客様が来られると予想されます。鳥取県民としては良い印象「楽しかった思い出を持ち帰っていただきたい」のですが、「ICを降りてから案内看板が少なくて分かりにくい」「観光PRの不足で何があるか分からない」など、良い意見ばかりではないのは事実です。そんな意見をどんどん聞き入れて改善し、観光客やビジネスの方、また地元鳥取県民にとっても走りやすい自動車道となり、更なる「鳥取自動車道」効果を期待しています。
　そして、もう一つ気になるのが「キムタク」効果。これは鳥取県内のブランド家具が木村拓哉さんの目にとまり、ドラマで使用されるとの話。この「キムタク」効果は計り知れないとの事で、「鳥取自動車道」効果と「キムタク」効果の今後が気になります。（ふ）

弊社社員が気がついた　「ちょっといい話」を連載しています